長野県・信濃町ってどんなまち?平成30年間の歩みをまとめました(後編)

長野県の北の端っこ信濃町。信州しなの町観光協会の丸山・鮎沢です。
さて、新元号の令和元年に向けて残すところ1日となりました。前編に引き続き、信濃町の平成30年間の歩みを一緒にみていきましょう。
過去に学ぶことで、新しい時代を進むヒントを探すことが出来るのでは?また、信濃町って「こんな場所だったんだ!」なんて、新たな発見があるかもしれない…そんな思いを込めてまとめました、ぜひお付き合いください。
30年間、日本にも、信濃町にも、たくさんの出来事がありました。
1年間ずつ何が起こっていたのかを振り返りながら、みなさんが歩んできた平成の30年間もぜひ振り返っていただければと思います。

長野県・信濃町 平成30年間の歩みのまとめ

平成16年

ありがとう古海保育所
昭和32年に農繁期である2ヶ月の託児所として開所以来、古海・菅川・熊坂地区の保育施設として多くの皆さんに支えられながら歩んできた古海保育所が、3月26日その47年の歴史に幕を閉じました。
少子化は信濃町に限らず全国的な傾向です。古海保育所では昭和50年代前半に園児数がピークとなりましたが、それ以降は年々減少し続け平成13年には1桁になりました。古海保育所では園児数が少ないので、家庭的な保育が行われてきました。一人っ子が多くなってきた現在ですが、異年齢児の結びつきも強く、お兄ちゃん・お姉ちゃんになって下の子の面倒を見るような体験も出来ました。また、地域の方の温かい見守りもあり、地域ぐるみの子育てをしていただきました。
少人数での保育所生活にも問題はありました。運動会をしても「かけっこ」で1番の子はいつも1番。また逆もしかり。綱引きでは人数が足りないため小学校1・2年生にお願いして一緒にやったこともありました。行事に限らず、日々の保育でもやはりちょっと寂しいものです。そこで平成14年から野尻保育所との交流保育を開始しました。最初は慣れず押されっぱなしだった古海保育所の子どもたちでしたが、そこはやはり子ども同士。ちょっとしたきっかけから仲良くなり、みんなで楽しく遊んだり、遠足へ行ったりと楽しい交流保育になりました。

国内の主な出来事
・アテネ五輪。女子マラソンで野口みずきが金メダル
・営団地下鉄が民営化。「東京メトロ」誕生
・新潟中越地震(M6.8、震度7)。新幹線が営業中初めて脱線
・携帯ゲーム機競争。「PlayStation Portable(PSP)」「ニンテンドーDS」発売
・ジブリ映画「ハウルの動く城」公開
・新紙幣発行(1万円札=福澤諭吉、5000円札=樋口一葉、1000円札=野口英世)(お札も刷新されますね、諭吉さん、今までありがとう)
・イチロー、大リーグの年間最多安打記録を84年ぶりに更新

一茶まつりでパレードを行う信濃小中学校の児童たち

平成17年

“スペシャルオリンピックス冬季世界大会長野”のホストタウンに
2005スペシャルオリンピックス冬季世界大会に参加するイギリスの選手団22人が、2月23日から25日にかけて信濃町に滞在しました。
これはスペシャルオリンピックスのプログラムのひとつで、県内外の市町村がホストタウンとして各国の選手団を受け入れ、障がい者理解と国際交流を促進しようとするものです。
総合会館での交流会では、太鼓や獅子舞など地元芸能の披露や、手作りの料理でもてなしました。また、共同作業所「ひだまりセンター」の皆さんと一緒にダンスをするなど楽しいひとときとなりました。そして25日には、トーチラン隊が信濃町を走りました。

スペシャルオリンピックス(Special Olympics:OS)とは
知的障がいのある人の自立や社会参加を目的として、日常的なスポーツプログラムや、成果の場としての競技を提供する国際的なスポーツ組織。このためSpecial Olympicsと複数形になっています。

流山市と災害応援協定締結
4月11日、姉妹都市である千葉県流山市と災害時の応援に関する協定を結びました。
平成16年の新潟県中越地震では、被災地から遠く離れた地域からの支援が一番早かったという事実から、流山市長からの提案により調印したものです。

国内の主な出来事
・JR福知山線脱線事故。JR史上最悪の鉄道事故
・ディープインパクトが無敗でクラシック三冠制覇
・マンションやホテルの耐震強度偽装事件が発覚
・「愛・地球博(愛知万博)」。モリゾーとキッコロがイメージキャラに
・女子フィギュアスケートGPファイナルで15歳の浅田真央が史上最年少優勝
・日本の人口、統計開始以来初の自然減に(人口減少時代には、これまでのルールは通用しない…なんだか厳しい時代ですね)

スノーシーズンには、海外からも多くのお客様が来町される

平成18年

気象庁が43年ぶり命名、今冬の大雪は「平成18年豪雪」
平成17年12月上旬より降り続いた雪は記録的な大雪となり、12月23日には113㎝となり、昭和56年の観測開始以来の最多積雪記録を更新しました。
町では、12月26日に「大雪警戒本部」を設置し、除雪作業の安全確保などを呼びかけてきました。その後も雪は降り続き、平成18年1月5日には159㎝とさらに記録しました。

『癒しの森』が森林セラピー基地に認定
「森林浴」という言葉が誕生して20数年。当町では、豊かな自然環境を守りながら、住民のみならず観光や保養に訪れる方も癒しが実感できる新たな保養型観光地を目指して「癒しのまちづくり」を進め、癒しの森事業を推進してきました。この「癒しの森」事業は、平成15年度から住民の方と協同で進めてきた、森林を活用した医療(保健)・観光・農業を関連させた新しいスタイルの事業です。平成17年2月に森林セラピー基地に申請し、4月17日に内定を受けました。

50年前、信濃町が誕生!町制施行50周年
9月30日、信濃町誕生の50周年を祝う記念イベントが行われました。
秋晴れのもと、町立総合体育館・古間グラウンドを会場として、町民のみなさまをはじめ多くの来賓のみなさまのご参加いただき、信濃中学校のエネルギッシュなブラスバンドの演奏をオープニングに、“わが子の『未来』 地域の『伝統』 みんなで祝おう信濃町”と題して記念イベントがはじまりました。「おもいをタイムカプセルに・・・」による小中学生11名による「地域、夢」の「おもい」の発表が行われました。これは50周年記念事業のタイムカプセルとして、町内の小中学生全員から、信濃町のこと・自分が住んでいる地域のこと・自分の将来のことを考えるきっかけづくりとし、豊かな自然と郷土を愛し、次の世代の郷土の担い手としての成長を願い、作文を書いていただきました。(タイムカプセルの開封は2026年9月30日を予定)

国内の主な出来事
・早稲田実業、夏の甲子園で初優勝。「ハンカチ王子」斎藤佑樹投手が活躍(今年は期待!)
・「ライブドア事件」で堀江貴文氏ら逮捕
・秋篠宮家、悠仁さまご誕生。皇室に41年ぶり男子
・「村上ファンド」がインサイダー取引をしたとして、村上世彰氏を逮捕
・安倍晋三内閣が発足。戦後生まれ初の首相
・「ポケットモンスター(ダイヤモンド・パール)」発売
・Twitterのサービス開始、Facebook一般向けサービス開始
・トリノ五輪で女子フィギュアの荒川静香が金メダル。「イナバウアー」が流行語に
・ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で王ジャパン優勝(感動しました!)

癒しの森事業は現在も続いている

平成19年

『中村家住宅』信濃町指定有形文化財に指定
旧北国街道にある中村家住宅は、機械導入以前の古い鍛冶場が残されています。茅葺屋根の建物は江戸末期から明治初期に建てられたとされ、1993年に84歳で亡くなった野鍛冶職人・中村与平さんの住宅兼鍛冶場でした。
明治40年頃に、与平さんの父・中村治平さんにより野鍛冶が始められ。その後親子2代に渡り、動力ハンマーを使わない昔ながらの手法で信州打刃物が作られたのです。内部には800点を超える作業道具が残り、信州打刃物の繁栄の時代を今に伝えています。また、近年「信州『村のかじや』友の会」により、3年の歳月をかけて茅葺屋根の修復が行われました。

国内の主な出来事
・安倍首相が突然の辞意表明、福田康夫内閣が発足
・秋川雅史「千の風になって」が大ヒット
・新潟県中越沖地震(平成は地震が多い時代だっとも言われています)
・「iPhone」発売(ラジオ、ゲーム、テレビ、ステレオなどが全てがこれ1台で)
・動画共有サイト「ニコニコ動画」サービス開始(ニコニコ超会議などの今やリアルイベントも集客していますね)
・白鵬が第69代横綱に昇進

信州打刃物は、今も職人が手作りで製作しています

平成20年

・英国チャールズ皇太子と高円宮久子妃殿下来訪
チャールズ英国皇太子殿下は英国と日本の外交関係樹立150周年を記念して来日されました。チャールズ皇太子殿下は、環境問題に非常に強い関心をもたれ、「農業の再生」「森林の修復」に向けて積極的に取り組んでおり、かねてより訪問を希望されていたのが信濃町にある「アファンの森」。町内在住の作家で英国ウェールズ出身のC.W.ニコル氏が22年間に渡って荒れた里山を少しずつ手入れを続けてきた森です。
10月30日、英国皇太子殿下と高円宮妃殿下が到着されました。野草園の見学や、地元・周辺の農家4組から有機栽培の説明を受け、山野草を焙煎した際に出る残渣を利用した自家製有機肥料にも関心を示されていました。沿道では約100名近くの地元の皆さんに出迎えられ、握手にも気さくに応じられていました。

信越線軽井沢―関山間開業120周年 JR長野~黒姫間をD-51が疾走
信越線開業120周年を記念してD51型蒸気機関車が14年ぶりに長野~黒姫間で運転されました。黒姫駅(旧柏原駅)には転車台があり長野や直江津から重連で登ってきた機関車のうち、一両がここで切り離され方向転換し、戻っていきました。

国内の主な出来事
・北京五輪で競泳の北島康介選手が史上初の連続2冠
・東京・秋葉原で無差別殺傷事件
・小林誠氏、益川敏英氏、南部陽一郎氏の3人にノーベル物理学賞。下村脩氏にノーベル化学賞
・野茂英雄投手、清原和博選手が引退表明
・日経平均株価、バブル後最安値の7162円を記録(10月27日)(景気いいんです)
・新宿コマ劇場が閉館。52年の歴史に幕
・中国製冷凍食品よる食中毒。農薬「メタミドホス」を検出(食品関係はこれを契機に一段と厳しくなりました)

チャールズ皇太子が、黒姫和漢薬研究所へ

平成21年

第5次長期進行計画策定
《信濃町の将来像》
本町は、上信越高原国立公園の一部に位置し、雄大な山並みと高原に囲まれた湖である野尻湖や黒姫山麓に広がる黒姫高原など四季折々の姿をみせる優れた自然環境を有しております。また、野尻湖ナウマンゾウ博物館や一茶旧宅、一茶記念館などの歴史的観光資源も多く、豊かな自然と文化資源の町として全国に知られています。
このような中にあって、美しい自然と豊かな観光資源を維持しつつ、生活や産業をバランスよく取り込みながら町民と行政が一体となってまちづくりを進めていくため、次の将来像を定めます。

◎将来像について◎
ー美しい おいしい 安心豊か 自然の恵みを楽しむ町「信濃町出身です」と誇れるふるさとー
『美しい おいしい 安心豊か』
「信濃町といえば・・・」に続く言葉は、人それぞれで違ってくると思います。『美しい おいしい 安心豊か』には、後ろに続く言葉を敢えて表現せず、そこに入る言葉は、住んでいる人、訪れる人が自分自身で感じて確かめてほしいという思いが込められています。

『自然の恵みを楽しむ町』
信濃町には、四季の自然に富んだ自然があり、人びとの生活や街の産業までもがその自然との関係の中で成り立っています。『自然の恵みを楽しむ町』には暮らしのあらゆる場面に自然をうまく取り込んで、この町でしかできない生活、産業を営んでいきたいという思いが込められています。

『「信濃町出身です」と誇れるふるさと』
自立した住みよい地域をつくるためには、信濃町の特長を最大限に活かしたまちづくりを進めていくことが重要です。サブタイトルである『「信濃町出身です」と誇れるふるさと』には、これまで以上に自分たちの住む町に自信が持て、全国に誇れるまちづくりを町民一丸となって進めていきたいという思いが込められています。

◎将来目標人口◎
本計画の目標年次(平成31年)における町の将来人口はおよそ8,350人と予測されます。本計画では今後10年間町民が一丸となって「魅力的な町にしよう」と努力するとともに、定住人口確保につながる取り組みを積極的に進めていくことにより、平成31年での目標人口を10,000人と設定します。

国内の主な出来事
・衆院選で民主党が圧勝し、政権交代。鳩山由紀夫内閣が発足
・芸能界で薬物汚染広がる
・「Windows 7」発売
・ヤンキースの松井秀喜選手、ワールドシリーズで日本人初のMVP

参照:信濃町

平成22年

このあたりからは、記憶にも新しいのではないでしょうか。列挙して複数記載いたします。
・藤野屋旅館が国の登録有形文化財に認定

・地域による「若者から町への提言」いろり端会議が開催
今も行われているのでしょうか。それぞれの事業総括って重要ですね。
・小中一貫教育校建設工事安全祈願祭・起工式

・町営野尻湖プール53年の歴史に幕

・一茶記念館開館50周年

・第1回黒姫高原クラフト祭開催
多くのファンが詰めかけるイベントに成長しています

国内の主な出来事
・W杯南アフリカ大会。日本代表がベスト16
・iPad発売
・鳩山首相が退陣表明、菅直人内閣発足
・小惑星探査機「はやぶさ」7年ぶりに地球に帰還
・尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突
・「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(もしドラ)がベストセラー
・AKB48「ヘビーローテーション」発売

参照:https://shinanomachi-iju.jp/446/

平成23年

・スキー伝来100周年記念イベント開催

・第1回「癒しの森コンサート」開催
東京音楽大学の皆さん毎年美しい音色をありがとうございます

・野尻湖発掘50年記念祝賀会開催

・町内5校の小学校が閉校、記念式典
町内5校で競い合った町学童スキー大会が無くなることが非常に寂しいという声をよく耳にします

国内の主な出来事
・東日本大震災(M9.0)で死者・行方不明者約2万人(3月11日)。東京電力福島第1原発事故が発生
・「ニンテンドー3DS」発売
・地上波テレビのアナログ放送終了、地上デジタル放送に移行(私は、このあたりからテレビをあまり見なくなりました)
・ジブリ映画「コクリコ坂から」公開
・女子サッカーW杯ドイツ大会で「なでしこジャパン」初優勝
・世界人口が70億人突破(日本の少子化は世界の均衡を貢献している説もあります)
・中国が2010年のGDPを発表。日本を抜いて世界第2位に

古間小学校は、地域交流施設へと生まれ変わりました

平成24年

・アメダス観測史上最大積雪量(164㎝)を記録

・信濃町立信濃小学校開校(信濃小中学校開校)

・新しい公共交通システム(デマントタクシー)運行開始

・(一社)信州しなの町エコツーリズム観光協会設立
当協会も、この時期に法人格を所得、現在に至る基盤整備を始めました

国内の主な出来事
・京都大学の山中伸弥教授「iPS細胞」の作成でノーベル医学・生理学賞
・東京スカイツリー竣工(634メートル)
・衆院選で自民党が圧勝。自民党が与党に返り咲き、第2次安倍内閣が発足
・「Windows 8」発売
・パナソニック、VHSビデオ対応機の生産終了
・厚生労働省、牛レバーの生食用提供を禁止
・ロンドン五輪、日本が史上最多となる38個のメダル獲得

平成25年

・一茶生誕250年記念一茶まつり開催

国内の主な出来事
・国の借金、1000兆円の大台を突破(もはやよくわからない数字…)
・楽天の田中将大投手が公式戦21連勝、プロ野球新記録を達成。楽天も初の日本一に。
・堺雅人主演ドラマ「半沢直樹」が高視聴率(平均29.1%)。「倍返し」が流行語に(倍返しだ!)
・国内観測史上最高気温の41.0度を高知県四万十市(江川崎)で記録。
・長嶋茂雄氏と松井秀喜氏、国民栄誉賞を受賞
・大阪市立桜宮高等学校の体罰自殺事件が明らかに。体罰問題が社会問題化
・「特定秘密保護法」が成立

町を一つに、一茶夏祭りの様子

平成26年

・カヌーポロジュニア選手権で町内のクラブが日本一になる
子どもたちは、平日は2日~4日、夏休み中はほとんど毎日、野尻湖でカヌーの腕を磨いてきました。学校の部活動にはカヌー部はありません。地域で支えるスポーツとしてを地域の皆さんと共にカヌーに親しんだようです。

・明治神宮球場でとうもろこしナイター開催

・長野県神城断層地震発生

国内の主な出来事
・ソチ冬季五輪。男子フィギュアの羽生結弦選手が金メダル
・「笑っていいとも!」放送終了。31年半の歴史に幕
・理化学研究所の小保方晴子氏らが「STAP細胞」論文発表、後に撤回
・青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏にノーベル物理学賞
・消費税が8%に。17年ぶりの消費税増税(10%目前!)
・安倍内閣が「防衛装備移転三原則」を閣議決定。武器輸出を原則

ヤクルト×阪神戦を信濃町とうもろこしナイターとしてジャックした。

平成27年

・北陸新幹線(長野ー金沢間)が開業
黒姫駅、また古間駅は、3月14日北陸新幹線金沢延伸開業に伴い、しなの鉄道北しなの線に移管となり、業務委託駅となりました。

・信濃町消防団女性消防隊が発足

・ミヒャエル・エンデ没後20年によるシンポジウムを開催

・黒姫陸上競技場400m6レーンすべてが全天候型となる

国内の主な出来事
・お笑いコンビ「ピース」又吉直樹の『火花』が芥川賞に
・大村智さんにノーベル医学生理学賞、梶田隆章さんにノーベル物理学賞
・東京・渋谷区、同性カップルに「パートナーシップ証明書」発行
・「安全保障関連」が成立。集団的自衛権の限定的な行使容認
・Apple Watch発売(健康管理にいいようですよ!)
・寝台特急「北斗星」定期運行終了。ブルートレイン、60年の歴史に幕

参照:http://tetuban31.blog.fc2.com/blog-entry-571.html

平成28年

・信濃小中学校を義務教育学校に移行

・町制定60年記念植樹

天皇陛下皇后陛下御幸啓により信濃町にご来訪 第67回全国植樹祭・地方事情御視察

・地域おこし協力隊3名が着任
町内でも重要な課題である農業、観光、まちづくりの3分野を担当し、新しい施策等を担当した。
・黒姫・妙高山麓大学駅伝大会初開催

国内の主な出来事
・天皇陛下、国民向けビデオメッセージで退位の意向を示唆
・アメリカのオバマ大統領、現職の米大統領として初めて広島訪問(5.27)
・選挙権年齢が18歳以上に引き下げ。参政権拡大は71年ぶり
・リオ五輪、日本が史上最多のメダル41個を獲得
・熊本地震
・台湾の鴻海精密工業がシャープを買収(日本有数の企業が外資に変わる姿は衰退局面の日本をリアルに感じました)

地域を盛り上げるため、信濃町へ移住し地域の中に入り込んで活動を始めた

平成29年

・「オフトークしなの」放送終了、「防災しなの」運用開始

・信濃町観光案内所リニューアル

国内の主な出来事
・「将棋ブーム」。藤井聡太四段が29連勝、加藤一二三九段が引退、羽生善治竜王が「永世七冠」に
・衆院選で自民圧勝、民進党が分裂、枝野幸男氏率いる立憲民主党が野党第一党に
・女子フィギュアの浅田真央さん、女子ゴルフの宮里藍さんが引退表明
・「共謀罪」の趣旨を含む「改正組織的犯罪処罰法(「テロ等準備罪」法)」成立

平成30年

信濃町第6次長期振興計画策定
◎基本理念
『基本理念』は、まちづくりを進めるための原則です。これを「対話と協働」と定めます。
これまで様々な人たちがそれぞれの知識や技術を磨き、活動をすることで信濃町の魅力を高めてきました。これからのまちづくりにおいては「対話」を通じて、「協働」することで、さらに大きな成果をあげていくことが求められます。
「対話と協働」は、かつてまちのいたるところで当たり前に行われていました。「対話」の重要性を理解したうえで「協働」する関係を再構築し、まちづくりに取り組みます。
多くの町民が信濃町を「住民が誇りに思えるまち」「住み続けたいと思えるまち」にしたいと望んでいます。町民1人や行政の力だけでできることは限られていますが、町民憲章に示されているとおり「心をあわせ手をとりあって」地域をよくするための活動に一所懸命に取り組むことで、それを実現することができます。
心をあわせるためには、お互いを理解することが重要となります。町民、行政がそれぞれの状況や想いを共有し、日頃からコミュニケーションをとることで、お互いに対する理解と共感が深まり、助けが必要であれば声をあげ、助けられるなら声をかける関係が広がります。このような、日常的にコミュニケーションがとられている状態を「対話」という言葉で表しました。
「対話」があれば、町民同士が手をとりあい、支え合う「協働」が生まれます。時には、町外の人の支援を得つつ、普段から不安なく暮らせるように支え合う関係からは、安心や信頼を背景とした新しい挑戦が生まれ、まちの発展につながることにもなります。このような、まちの発展につながる相互関係を「協働」という言葉で表しました。

◎信濃町の将来像
将来像とは、町民や行政をはじめ、町外も含めまちに関係する全ての人が、共にまちづくりを進めるなかで、共通して目指す大きな目標です。今後10年間の信濃町の将来像を「みんなでつくる ふるさと しなのまち」とします。この将来像を念頭に置き、それぞれの役割を果たしていきます。
信濃町には長い時間をかけて人々の手によって育まれ、守られてきた豊かな自然をはじめとするすばらしい地域資源が多数存在します。この地域資源をいかすことで、心健やかに過ごし、のびのびとした子育てができ、農業や観光などの産業が営まれています。また、生活に必要なものは、概ね町内で賄うことができます。医療施設、商業施設があり、鉄道、道路環境が整備され都市部へのアクセスも良好です。このように、豊な自然に囲まれながら、一定の利便性のある暮らしができる住みよさを兼ね備えていることが信濃町の強みと言えます。
この強みがあることで、「平成30年度 町民意識調査」において、7割以上の回答者が「住み続けたい」と答えるなど、町民から愛されるまちとなっています。
この強みを維持していくことで「住み続けたい大切な居場所」であり続け、また、成長した子どもたちが進学・就職等で町外にでても「将来、戻ってきたい」と思えるまちとなり、町外の人も「住んでみたい」と思うまちが実現します。
この大きな目標を達成するために、基本理念に沿ってまちに関係するすべての人が対話を重ね、協同し、お互いを助け合いながら、住みたい・住み続けたいまちの実現に取り組みます。

国内の主な出来事
・大人気ゲームキャラクター「ピカチュウ」のモデル、ネズミではなくリスだった
・成人年齢を現行の20歳から18歳に引き下げる改正民法が成立
・小惑星探査機「はやぶさ2」、小惑星『リュウグウ』上空約20キロに到達 地球から約2億8千万キロの旅
・YouTuberガチャンピンさん誕生、人気YouTuberが所属する「UUUM」と契約 赤いヤツは行方不明
・東京都港区 「東京タワー」が電波塔としての役目を終える、送信開始から約60年
・ノーベル生理学・医学賞 本庶佑京都大特別教授、免疫抑制分子「PD-1」を発見

終わりに
今日の天皇陛下の退位によって、2019年(平成31年)4月30日平成が幕を閉じます。
「平成」とは、どのような時代だったのか信濃町の主な出来事と振り返ってみました。皆さんの思い出に残っている平成の出来事はなんだったでしょうか。良い時代になることを祈って。今日は年越しそばでも食べたいと思います。
最後に、当協会では次の時代にも美しい環境を残したいとの想いで環境基金を設立しています。

妙高戸隠連山国立公園に指定される豊かな自然環境を守るために、活動へのご支援をお願い致します。

お読みいただき、ありがとうございました。

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