黒姫山

黒姫高原

信越五岳の中央に位置、静寂な雰囲気を満喫できる黒姫山。

標高2053m。

北信五岳の1つで「信濃富士」とも呼ばれる。頂上は外輪山にあり、火口原を隔てて中央火口丘の小黒姫山と向かい合う、コニーデ型の山。

黒姫山登山には大きくは信濃町口と戸隠口があり、これを結べば山頂三角点を通って外輪山をほぼ半周するコースとなる。

信濃町口は黒姫スキー場から登る小泉登山道と、赤渋から町民の森を経由する表登山道がある。

 

黒姫山の東の中野市には黒姫山にまつわる民話がある。

かつて信濃の北部を治めていた高梨家に黒姫という美しい一人娘がいた。志賀高原の大池に住む大蛇が若者に姿を変えて求婚したが、正体を知られ断られてしまった。

怒った大蛇は中野の街を洪水で襲う。悲しんだ黒姫が黒姫山頂の池に身を投げてからは洪水が鎮まったという。

中野市付近では、黒姫山に入道雲がかかるとその後雷雨になるという言い伝えが残っている。

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